今日は、30代から英語を勉強し、「新しい働き方」を手に入れた私の体験をお話しします。
2022年の夏。
転職に失敗し、会社をクビに。さらに、体調まで崩してしまいました。
「このままではいけない」
そう強く思い、新しいスキルを身につけるために英語の勉強を本格的に始めました。
しかし、何から手をつければいいのかわからず、すぐに挫折……。
そんなある日、本棚を整理していた時に見つけた一冊の本。
そこには、「英会話は中学校で習う単語だけで成立する」と書かれていました。
この言葉に背中を押され、ようやく「なんかできるかも」と希望が見えたのです。
勉強方法を模索しながら続けた結果、次のような変化がありました。
- 英語で日常会話ができるようになった
- 外資系IT企業で英語を使う仕事が増えた
- 英語関連の副業で収入アップを実現した
2年前、未来が見えず苦しんでいた時期とは比べ物にならないほど、私の働き方は変化しました。
30代から英語を勉強しても遅いのでは?」と思う方もいるかもしれません。
私もそう思っていました。
でも、実際に行動し、続けてみると、少しずつ状況は変わっていきました。
この体験が、同じように悩んでいる方の背中を押すきっかけになればうれしいです。
30代で英語を勉強することが遅くない理由
30代で英語を勉強することが遅くない理由は3つあります。
- 専門知識や経験が求められる
- 30歳で英語を話せる人材は不足している
- AIやオンライン英会話によって勉強がしやすくなった
専門知識や経験が求められる
英語ができるだけでは、必ずしもキャリアで活躍できるとは限りません。
30代では英語力に加えて、専門知識やこれまでの経験が求められる場面が増えます。
例えば、エンジニアであれば、高度なプログラミングスキルやプロジェクトを成功に導いた実績が重要になります。
他の職種でも、これまでの経験を英語と組み合わせてどのように活用できるかを具体的に示さなければ、転職や新しい仕事の獲得は難しいかもしれません。
- エンジニア:プログラミングスキル × 英語力
- 営業職:営業スキル × 英語力
- 経理職:会計知識 × 英語力
また、30代はこれまでの仕事で培った知識や業界経験を活かし、学ぶべき分野を的確に絞れるという強みがあります。
たとえば、経理職の場合、会計に関する英語に特化して学習することで、効率よく必要なスキルを身につけられるでしょう。
30歳で英語を話せる人材は不足している
30代から英語を学ぶことに躊躇する必要はありません。なぜなら、英語を話せる人材は依然として不足しているからです。
株式会社レアジョブの調査によると、ビジネスで通用する英語力を持つ人材はわずか7%に過ぎないことが明らかになっています。
画像引用:66万人(*1)のデータから日本人の英語スピーキング力の実態を調査 グローバルビジネスで通用するレベルの英語力を持つ人材は7%より
この結果からもわかるように、ビジネスレベルで英語を使いこなせる人は非常に少ないのが現状です。
30代でこれまで積み上げてきた実務経験に英語力を加えることで、転職や昇進のチャンスが大いに広がることが期待できます。
実際、私が勤めている会社でも、英語が話せる社員は海外出張や海外クライアントとの商談など、大きな仕事を任されることが多いです。
これは、他の社員との差別化につながるだけでなく、年収が高くなる傾向にも影響しています。
AIやオンライン英会話によって勉強がしやすくなった
インターネットの普及やAI技術の進化により、日本にいながらでも英語を学ぶ環境が整っています。
私が英語を学び直し始めた頃は、まだ多くの人が英会話スクールに通ったり、留学したりする方法を選んでいました。
しかし、現在では、自分の好きな場所で気軽に英会話学習を始めることができるようになりました。
自宅やお気に入りのカフェで英語を学ぶことで、学習を継続しやすくなるでしょう。
30代で英語を学ぶメリットとデメリット
30代で英語を学ぶメリットとデメリットを紹介します。
メリット | デメリット |
活躍できる場が広がる | 仕事や子育てが忙しくて学習を継続できない |
年収がアップする | 自信を持って英語を話せない |
視野が広がる |
メリット①活躍できる場が広がる
英語を学ぶことで、これまで想像していなかった仕事に挑戦する機会が増えます。
例えば、私の場合、海外支社のエンジニアと英語でチャットをしたり、要件を英語でメールしたりすることがあります。
また、海外製品を日本で発売する際には、説明書がすべて英語で記載されているため、英文を理解し、日本語に翻訳する業務にも携わる機会がありました。
英語を学ぶことによって、これまで経験したことがない業務に携わることができ、新たな刺激や新鮮さを感じています。
メリット②年収がアップする
30代で英語を学ぶことにより、年収がアップすることが期待できます。
例えば、ヒューマングローバルタレントの2022年度の「英語力と年収の関係に関する調査」によると、30代でビジネス英会話以上のスキルを身につけている人は、そうでない人と比べて約100万円以上の年収差があることが分かりました。
今後、日本の人材不足が続く中で、海外から経験豊富な人材を採用する企業が増える可能性があります。
そのため、今のうちから英語力を身につけておく準備をしておくことが重要だと考えています。
参考:リスキリングとしても注目の「英語力」、年収との関係をDaijob.comが独自調査 ~英語力の高い50代は、平均より男性1.5倍、女性2.2倍年収増~ いずれも昨年度より年収差広がる
メリット③視野が広がる
30代で英語を勉強して良かったと思うことの一つは、視野を広げる大きなきっかけとなったことです。
例えば、英語に対する抵抗がなくなると、英語で情報収集ができるようになります。
具体的には、最先端のAIに関する情報を把握したい場合、海外のメディアやYouTubeから直接情報を収集できるようになりました。
デメリット①仕事や子育てが忙しくて学習を継続できない
30代で英語を学ぶことは簡単ではありません。
仕事や子育てが忙しいと、学習に充てられる時間が限られてしまい、継続することが難しくなります。
例えば、朝早く起きて勉強しようと思っていても、子供が体調を崩して夜中に泣き出した場合、対応が必要となり、睡眠が削られてしまいます。
その結果、朝起きるのが困難になってしまうこともあります。
計画通りに学習を進めることが難しくなることはよくあります。
そのため、限られた時間を使って効率よく学習することが大切です。
デメリット②自信を持って英語を話せない
周りに英語が話せる人が多いと、発音や文法が気になってしまい、自信を持って話せないことがあります。
慣れてくると話せるようにはなりますが、最初はうまくいかないことも多いです。
私自身は、オンライン英会話やChatGPTを活用して、英語を話すことに慣れる工夫をしています。
30代から英語を話せるようになるための効率的な勉強法
私が30代から英語を話せるようになるために試してみて効率を実感した勉強法を紹介します。
- 瞬間英作文
- フォニックス
- オンライン英会話
瞬間英作文
伝えたいことの単語は思い浮かぶけれど、言葉として出てこない場合は「瞬間英作文」をおこなうといいでしょう。
瞬間英作文とは、日本語を英語に瞬間的に置き換えるトレーニングのことです。
例えば、「私は音楽を聴くことが好きです」を3秒以内に英語にしてみてください。
最初は難しく感じるかもしれませんが、練習を続けるうちに徐々に話せるようになります。
私の場合、以下の書籍を活用して、英語を学び始めた頃によく練習していました。
今では、ChatGPTを使って瞬間英作文の練習をすることもできます。
詳細については、以下の記事でも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
フォニックス
英語が聞き取れない方には、フォニックス学習がおすすめです。
フォニックスとは、音と文字の関係性を学ぶ学習方法です。
発音を勉強することで、リスニング力が向上し、英語が聞き取りやすくなります。
現在はYouTubeで「フォニックス」と検索するだけで、多くの動画から学ぶことができます。
おすすめは『あいうえおフォニックス』英語発音です。
オンライン英会話
インプットした内容をアウトプットするには、オンライン英会話が非常に有効です。
学んだフレーズでも、最初はなかなか話せないこともありますが、練習を重ねることで徐々に話せるようになります。
思うように話せなくても落ち込まず、続けることで成果が見えてくるはずです。
オンライン英会話の効果的な活用方法については、以下の書籍で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
独学で英語を学ぶ際の挫折しそうな時の対処法
独学で英語を学ぶ際の挫折しそうな時の対処法を2つ紹介します。
- サロンに入る
- 学習記録を振り返る
サロンに入る
英語学習のサロンに入ると、同じ目的を持った仲間と出会えるため、モチベーションを維持しやすくなります。
例えば、サロンによっては勉強会や朝活などのイベントを開催しているため、都合の良いタイミングで参加することができ、集中して学習に取り組むことができます。
私自身もサロンに参加することによって、TOEICの学習を継続することができるようになりました。
学習記録を振り返る
これまでの学習記録を振り返ることで、モチベーションを維持しやすくなります。
理解が深まると、今までできなかったことが一つずつ増えていくのを実感できるでしょう。
最初はオンライン英会話で話し始めることに緊張していましたが、今では緊張もなく、好きな話題でスムーズに会話できるようになりました。
30代で英語を勉強してキャリアアップ!転職や仕事を獲得する方法
30代で英語を勉強してキャリアアップ!転職や仕事を獲得する方法を紹介します。
- 求められるスキルを確認する
- 転職エージェントを活用する
- クラウドソーシングを活用する
求められるスキルを確認する
求人から求められるスキルを確認することは非常に重要です。
どのようなスキルが不足していると仕事ができないのかを把握した上で、英語学習の計画を立てないと効率が悪くなります。
例えば、ビジネス英会話レベルで海外のクライアントにプレゼンができることが求められるのであれば、プレゼンテーションスキルを中心に学習することが大切です。
私は、テキストで英語でやり取りすることが多かったため、メールの書き方や表現について同僚から教わりました。
転職エージェントを活用する
英語を活かせる仕事を探すには、転職エージェントを活用することが効果的です。
転職エージェントは、あなたの経験や英会話力に合った求人を提案してくれるからです。
求人を出している背景や、求められるスキルを確認してみましょう。
私の場合、英語で求められるスキルが身についていなかったため、紹介してもらえる求人は少なかったです。
しかし、落ち込まずにスキルアップを目指して、今も英語学習に取り組んでいます。
クラウドソーシングを活用する
クラウドソーシングを活用すると日本にいながら英語関連の副業することができるようになりました。
私はWebライティングの仕事をしているため、英語で書かれたパンフレットを日本語に正確に訳してほしいという依頼を受けたことがあります。
また、最近ではUpworkなどの外貨を稼げるサイトもあります。
私はこれからも挑戦していきたいと考えています。
【まとめ】30代からでも英語は話せる!今日から始めよう
30代から英語を勉強することは、決して無理ではありません。
むしろ、英語が話せる人材が不足している今こそ、大きなチャンスです。
もし、「今さら始めても遅いのでは」と迷っている方がいれば、一歩踏み出してみてください。
私自身も、働き方に絶望し、何かを変えなければと思い英語学習を始めました。
そして今では、理想の働き方を手に入れ、充実した生活を送っています。
もちろん、挑戦には困難もありましたが、諦めずに続けたことで得られるものは想像以上でした。
これからも、さらに英語力を高めるため、学びを継続していきます!